人間関係

介護現場の人間関係に苦しんだ管理者が生み出した効果的な改善方法

「職員同士の仲が悪い」「職場の空気が悪い」などといった経験はありませんか?

公益財団法人介護労働安定センターが、52,914人の介護職員を対象におこなった「平成29年度介護労働実態調査」によると、介護施設で働く職員の離職率は 16.2%という結果が出ています。

このうち「職場の人間関係に問題があったため」という理由が 20.0%でした。
この数字は、退職する介護職員の理由の第一位なのです。

ひよこちゃん
ひよこちゃん
辞める人の5人に1人が、人間関係が原因なんだ~

人間関係の悪化に頭を悩ませていませんか?

 

職員をまとめる、管理者や相談員にとって「職場の人間関係の悪化」問題はいつも頭を悩ませるます。

職員間での派閥争い

陰口合戦

コミュニケーション不足

「あの人の勤務態度が気に入りません」と言った直接攻撃

他部署の職員に、自分本位の正論を相談

など。。。。。

「職場の人間関係」が悪化していくと、次から次へと芋づる式に問題が発生していきます。

挙句の果てには、責任者の管理能力を問われてしまいます。

人間関係で悩まされていた。。

私自身、長年このような職員間の人間関係に悩まされていました。

仲が悪い職員である当事者の人間性の問題だ!と思い、きつい口調で職員に関わっていた時期もありました。

その様に考えてしまう、管理者・相談員の方も多いのではないでしょうか?

しかし、全く問題が改善されることはありません。

 

結論から言ってしまうと、「人を変えるより、自分を変える方がよっぽど楽なのです」

カナダの心理学者でエリック・バーンという方がこの様な言葉を残しています。

 

エリック・バーン
エリック・バーン

『過去と他人は変えられない。しかし、今ここから始まる未来と自分は変えられる』

 

「なんで嫌いな奴の為に、自分を変えなければならないんだ!」と思われる方。その気持ちも良く分かります。

 

しかし、イメージしてください。

  • 職場の人間関係問題に解決の兆しが見当たらないままストレスを抱えて過ごす。
  • 管理者・相談員の考え方や行動を少し変えることで問題に向き合いながら過ごす。

 

あなたは、どちらを選びますか?

長い間、職員間の人間関係に苦しんだ私が試行錯誤し、実施し、効果的であった改善方法や気持ちが楽になる考え方をご紹介します。

「職場の人間関係改善」のきっかけになれれば、うれしく思います。

 

にわとり
にわとり
時には、逃げることが最善の選択であるも大事。仕事はあなたの人生の一部でしかない。体調を崩すほど悩む必要は無いよ!!。

 

ここで学べること
  • 人間関係改善に効果的であった方法。
  • 人間関係に悩まない考え方。

 

相手に好印象を与え、良好な関係を作れるコミュニケーション方法

 

スムーズな人間関係を築くには、好感を持たれるコミュニケーションが必要です。

好感を持たれるために、「誰にでも媚びを売りましょう!」ではありません。

 

「自分の軸(考え)を持ち、みんなの気分を良くするコミュニケーションをする。」ということです。

職場ではチームワークや連携が不可欠です。

友好関係が築けていると仕事もスムーズに運びます。

では、どうすれば良好なコミュニケーションをすることができるのでしょうか?

 

相手の行動のポジティブな所を見る

ひよこちゃん
ひよこちゃん
ポジティブな所を見る??

どういうこと??

 

にわとり
にわとり
職員の行動に着目してみよう。

「高齢者の方に笑顔になってもらう為に、笑いを誘う」

「次に使う人の為に、物品を補充しておく」

「業務が円滑にいくように工夫してみる」

 

等といった、職員が普段何気なく行っている他者に対しての心配りを意識してみましょう。

 

「高齢者の方に情熱を持って接していたんだ!」

「普段、他人の愚痴ばかりこぼしているけれど、実は他の職員の為にこんなにも気を使ってくれていたんだ!」

「こんなにも、仕事に熱心に取り組んでいたんだ!」

といった様な、普段感じている印象とは違う印象を受けるはずです。

これらの行動は、何気なく行っている行動なので見逃されやすいです。

見逃し続けているから、職員に対して誤ったイメージを持ってしまうので、良質なコミュニケーションが生れなくなります。

 

まず、他の職員のポジティブな部分(気配り・心配り)に目を向け、自分の中の職員に対するイメージを見直しましょう。

 

挨拶や返事を好感が持てるやり方に変える

挨拶や返事の仕方を変えてみましょう。

 

ひよこちゃん
ひよこちゃん
挨拶のやり方を変える??

 

朝、出勤してきた時きちんと相手の顔を見て挨拶ができていますか?

顔も見ずに「おはよう~」なんて軽い挨拶をしていませんか?

 

ひよこちゃん
ひよこちゃん
ドキッ!心当たりがある。。

 

堅苦しい挨拶をする必要はありませんが、一日の始まりは気持ちの良い挨拶をする事を心がけましょう。

相手の顔を見て、出来れば笑顔で挨拶を行いましょう。

 

返事するときも同じで、ふてくされて小さな声で返事するより、はっきりと元気の良い声で返事する方が誰でも気持ちが良いものです。

挨拶も返事も他の職員に強要するのではなく、自発的に行うことで職場の雰囲気が明るくなります。

他の職員も始めは戸惑うかもしれませんが、雰囲気が明るくなっていることは察知します。

 

にわとり
にわとり
急な変化で職員の人は驚くと思うけど、習慣になると周りにも変化が起こるよ!

良質なコミュニケーションを行う為の土壌作りとして、職場の雰囲気を明るくすることは重要です。

 

何気ない一言に気を配る

何気なく言った一言が相手にとって、不快な思いをさせてしまったことありませんか?

冗談を言ったつもりが「上司からのセクハラ・パワハラ」と捉えられてしまう。

場を和まそうと思った発言でも、

「今言っていいのか?」

「それを言っていいのか?」

「誰に言っていいのか?」

を十分に吟味することが重要です。

 

職場にいる職員は、家族でも友人でもありません。

些細なことから、心が離れていくことがあるのです。

 

にわとり
にわとり
そんなつもりじゃないのに~。

と後悔しない為にしっかり見極めよう。

 

お礼とお詫びは3割増しで気持ちを込める

何かをしてもらった時やフォローをしてもらった時の、感謝の気持ちや謝罪の気持ちを3割増しで表現しましょう。

にわとり
にわとり
オーバーリアクションで表現する事じゃないよ。

 

「してもらう」ということは、他者に労力をかけているということです。

「あ~。ありがとう」「ごめ~ん」と言う風な軽いお礼やお詫びでは失礼です。

「○○をしてもらって、本当に助かった。ありがとう!」「ミスをフォローしてくれたから、大事にならなかった。これからは、気をつけるね。」

と言う風に、部下である職員に対してでもしっかりと気持ちを込めて表現することで、相手の自分への印象が変わってきます。

好印象を抱いてもらえると、コミュニケーションを良好に図りやすくなります。

 

趣味や好みが一緒。似ているモノを見つけよう

良質なコミュニケーションを図る為には、何より相手のことを知る必要があります。

お互いの共通点を見つけることで、会話が弾み、関係性が深まる様になります。

 

人が自分と似ている人間に対して好意を抱くことを「類似性の法則と言います。

互いの共通点を持つことによって、心の距離を縮めることが期待できます。カナダの心理学者でエリック・バーンという方がこの様な言葉を残しています。

エリック・バーン
エリック・バーン
「自分と同じ、または似たような考え方を持つ相手がいるということは、すなわち、自分の考え方が正しい、という1つの証明になり、それが相手への好意につながる」

 

自分の考えや価値観を肯定してくれる人には、こちらも好意的になります。

自分との共通点を探すことで、信頼関係を築く土壌が出来上がります。

 

男性と女性の考え方の違いを知る

一般論ではありますが、「男性は理論的」「女性は感情的」と言われています。

男性はどんな行動にも「意味」や「目的」を求めます。

女性はどんな行動にも「共感」を大切にします。

 

女性が愚痴を言うと「大変だったね」と感情に寄り添ってもらいたいものなのです。

しかし、男性は「こうしたら良いんじゃない?」と解決策や結論を出そうと、アドバイスしがちです。

この微妙な違いにより、溝を生むことがあります。

 

にわとり
にわとり
夫婦関係や彼氏彼女関係でもみられるよね。

 

男性は悩みがあると、1人になって考えたいと思います。

そうすると脳が整理されて、意味や目的をちゃんと見つけられるのです。

脳をたくさん使うため、ボーッと脳を使わないことでストレス解消したがります。

 

一方、女性はつらさや苦しみを共感してほしいので、悩みを誰かに聞いてほしいと思う人が多いです。感情を吐き出すことがストレス解消になります。

このように、男性と女性では考え方自体違うものです。

自分は「いいこと」をしたと思っていても、相手にしたら「いい迷惑」と思われることがあります。

 

相手を不快にさせない断り方を意識する

人とのコミュニケーションで「うまく断れない」という悩みも多くあります。

その場の雰囲気で曖昧な返事をしたり、ハッキリしない態度を取ったり、ギリギリになって返事をしたりしてしまうと最終的に相手を困らせてしまいます。

その態度が、後の人間関係に悪影響を及ぼします。

 

「ノー」と断ることで、「あなたと相手との関係が切れる」ということはありません。

むしろ、相手を不快にさせない断り方ができるようになると、それまで以上に相手との関係性が良くなっていきます。

あなたの表裏のない姿勢が、さらに信頼関係を構築するきっかけとなるのです。

相手を不快にさせない断り方
  1. 不必要な言い訳をしない。

「ほんとはやりたいのだけれど・・」などついつい相手を気遣うつもりで言い訳をしてしまいます。

その言い訳が、相手にとって不快な思いを与えてしまいます。

  1. 出来るだけ早くに断る。

出来るだけ早い段階で、断りを入れることで相手は別の人にお願いすることが出来ます。

締め切り間近に、断りを入れられる方が相手にとって迷惑になります。

  1. なぜ断るのか。という理由をきちんと話す。

断る理由を素直に話すことで、相手もスッキリすることが出来ます。

思わせぶりな態度では相手もスッキリとはしません。

 

介護現場の人間関係に効果的な改善方法まとめ

介護現場の人間関係で悩まれている管理者や相談員の方は多くいらっしゃると思います。

人間関係が悪いと、仕事も円滑に進みません。高齢者の方に対する態度も悪くなります。

そうなると、苦情や事故の原因になります。

 

人間関係の改善には、まず自分が変わることが一番の近道だと気がつきました。

管理者自らの考え方・捉え方を変えることで、周りの職員への関わり方が変わります。

関わり方が変わると、周りの職員の態度も変わってきます。

 

職場の人間関係が悪く、職場の空気が悪いと感じた場合、すこし考え方を変えてみることをお勧めします。