介護

【主任ケアマネ監修】初心者でもすぐわかる。介護保険サービスとは?

ここでは「介護保険サービス」とは、いったいどういったサービスなのかを説明します。

介護保険サービスと聞くと,難しいイメージを持たれるかもしれません。

「難しい専門用語や法律を知らないといけないのかな?」と思っている人が大半でしょう。

ひよこちゃん
ひよこちゃん
興味ないよ~
にわとり
にわとり
興味なくても大丈夫!思っているより簡単だよ~

要点をつかめばサクッと理解することができます。

デイサービス以外の介護保険サービスを理解することで、高齢者の方に何が必要なのか?

といった問題解決の手助けになります。

その為には情報を集め、その内容を知ることが必要です。

知らないでは済まされないからこそ、今一度、その内容について整理していきましょう。

介護保険サービス!初心者にもわかりやすく説明

介護保険サービスを分かりやすく理解するために4つの質問を用意しました。

  1. 介護保険サービスとは、なにか?
  2. 介護保険サービス対象者は誰か?。
  3. 介護保険サービスの財源や利用料はいくらなのか?
  4. 介護保険サービスとは、どのような内容なのか?

この「介護保険サービスとは」「対象者は誰か」「財源や利用料はいくらか」「どのような

内容なのか」を理解することで、高齢者の方の信頼を得ることが非常に有効になります。

にわとり
にわとり
これら4つの質問を説明していきます!
ひよこちゃん
ひよこちゃん
おお!高齢者の方の信頼を得るぞ~!

介護保険サービスとは!?

介護保険サービスとは、簡単に言うと介護が必要な状態にある方が、

介護保険料と国・自治体からの財源によって、0~3割の自己負担で受けられる、

生命を維持し・安全、安心な生活を送る上で必要な介護サービスのことです。

 

介護保険サービスを知るために、まずは「介護保険」について説明します。

すべての介護保険についてまとめると莫大な量になってしまうので、要点をまとめ

説明していきます。

介護保険法で使われている、介護保険の理念を難しい表現で説明すると、

加齢に伴って生ずる心身の変化に起因する疾病等により要介護状態となり、

入浴、排せつ、食事等の介護、機能訓練並びに看護及び療養上の管理

その他の医療を要する者等について、これらの者が尊厳を保持し、

その有する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、

必要な保健医療サービス及び福祉サービスに係る給付を行うため、

国民の共同連帯の理念に基づき介護保険制度を設け、その行う保険給付等に

関して必要な事項を定め、もって国民の保健医療の向上及び福祉の増進を

図ることを目的とする。

引用:介護保険法

ひよこちゃん
ひよこちゃん
どういうこと?? 難しい!

 

介護保険とは、介護を必要とする高齢者の方が適切なサービスを受けられるように、

社会全体で支え合うことを目的としています。

 

少子高齢化や核家族化により、高齢者の方を家族だけで支えることが難しくなりました。

そこで、高齢者の方の自立を支援したり、介護する家族の負担を軽減できるようサポート

し、家族・高齢者の双方、安心して生活できる社会を目標に、1997(平成9)年12月

「介護保険法」が制定され、2000(平成12)年4月から施行されました。

  • 身の回りのサポートと、高齢者の方の自立をサポートする「自立支援
  • 自由に、介護サービスを選択し、利用できる「利用者本位
  • 保険料で、介護サービスや生活給付金を受けられる「社会保険方式

上記の、3つの柱を基本に成り立っています。

すべての高齢者の方が人間としての尊厳を保ち、自立した生活を送れるよう、地域で

支え合いながら介護サービスの充実した社会を目指すというものです。

介護保険サービス対象者とは誰か?

介護保険では、65 歳以上の方(第1号被保険者)と、40 歳から 64 歳までの

医療保険加入者(第 2号被保険者)に分けられます。

その中で、要介護・支援状態にある「65歳以上の高齢者」と「40歳から64歳までの

特定疾患の患者」がサービス対象者です。

ポイントは2つ。

要介護・支援状態にある「65歳以上の高齢者」「40歳から64歳までの特定疾患の患者」

65歳以上の高齢者の方 40歳から64歳までの方
対象条件 要介護認定・要支援認定という

介護が必要だと判断された方

年齢は若いが、老化に起因する疾病

特定疾病※)が原因で介護が必要

だと判断された方

特定疾病とは、下記の16の疾病のことを言います。

特定疾病
  1. ガン末期
  2. 関節リウマチ
  3. 筋萎縮性側索硬化症
  4. 後縦靱帯骨化症
  5. 骨折を伴う骨粗鬆症
  6. 初老期における認知症
  7. 進行性核上性麻痺、大脳皮質基底核変性症、パーキンソン病
  8. 脊髄小脳変性症
  9. 脊柱管狭窄症
  10. 早老症
  11. 糖尿病性神経障害、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症
  12. 多系統萎縮症
  13. 脳血管疾患
  14. 閉塞性動脈硬化症
  15. 両側の膝関節又は股関節に著しい変形を伴う変形性股関節症
  16. 慢性閉塞性肺疾患

 

https://www.kaigo-torisetu.com/kaigo/tokuteisiltupei/

 

介護保険サービスの財源やサービス利用料はいくらなのか?

介護保険制度の財源は、65歳以上の方(第1号被保険者)・40 歳から 64 歳までの

医療保険加入者(第2号被保険者)が納める保険料だけでなく、税金によっても

支えられています。

割合で言うと財源の50%が保険料で、残りの50%が税金です。

税金部分の内訳は、国が25%、都道府県が12.5%、市町村が12.5%となっています。

 

介護サービスを利用した場合、その利用者は自己負担分1~3割を負担しますが、

残りの7~9割はこの財源によってまかなわれています。

自己負担額は、約5,040円~約109,00円ぐらいと計算できます。

具体的に数字で表すと何故、このように金額に差が出るのでしょうか?

 

それは、地域差や個人差があるからです。

ひよこちゃん
ひよこちゃん
田舎と都会でも違いがあるみたいだね。
にわとり
にわとり
所得が高いと、負担額が高いんだよね~

介護保険サービスとは、どのような内容なのか?

介護保険サービスは、大きく分けて

「居宅サービス」「施設サービス」「地域密着型サービス」の3種類があります。

居宅サービス

介護が必要な高齢者の方が、現在住んでいる自宅で受けることができるサービスを、

居宅サービスと呼びます。内容として以下のモノがあります。

  • 訪問サービス

訪問サービスは、自宅で暮らす要介護者・要支援者の方を訪問して、買い物や掃除など

生活支援サービス、食事や排せつ・入浴などの身体介護サービス、看護師等による健康管理

や衛生管理指導・リハビリサービスなどを提供します。

  • 通所サービス

通所サービスは、自宅から通ってきた要介護者・要支援者の方に、食事や排せつ・入浴など

の身体介護サービス、看護師等による健康管理や衛生管理指導、リハビリサービスなどを

提供します。

  • 短期入所サービス

短期入所サービスは、要介護者・要支援者の方が一定期間施設にて生活し、食事や排せつ

入浴などの身体介護サービス、看護師等による健康管理や衛生管理指導、リハビリサービス

などを提供します。

  • その他サービス

その他サービスは、介護保険の指定を受けた有料老人ホームやケアハウスなどに

入居して暮らしている要介護・要支援者の方に向けたサービス「特定施設入居者生活介護」

自宅で暮らしている要介護・要支援者の方に向けたサービス「福祉用具貸与」「特定福祉用

具販売」「住宅改修費支給」に分けられます。

 

「居宅療養管理指導」と「居宅介護支援」は両方で提供されています。

施設サービス

施設サービスは、「介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)」「介護老人保健施設」

「介護療養型医療施設」に入所した要介護状態にある高齢者の方に対して提供される

サービスです。高齢者の方はいずれの施設においても24時間体制で見守られて

介護サービスを受けることができます。

施設サービスの内容としては、以下のモノがあります。

  • 介護老人福祉施設(特別養護老人ホーム)

介護が常時必要であるけれど、家族の援助等が得られにくい。もしくは得られない方が

対象になり、介護が必要な高齢者の方の生活全般のサポートしてくれる施設です。

入浴、排泄、食事などの介護サポート、その他の日常生活の世話、機能訓練、健康管理及び

健康維持のサポートを行ってくれます。

  • 介護老人保健施設

病院での治療を終え病状が安定した要介護認定を受けている高齢者の方が、リハビリに

重点を置き在宅復帰を目的とする施設です。

日常の介護を受けながら、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士などによるリハビリや

医師・看護師による医療を受けられることができます。

  • 介護療養型医療施設

治療を終え病状が安定しているものの、引き続き長期間療養を必要とする方が

入所する医療施設です。

 

地域密着型サービス

高齢者が中重度の要介護状態となっても、できる限り住み慣れた地域で生活が

できるようにすることが目的で、市町村で提供されるサービスです。

地域密着サービスはサービス内容が多岐にわたります。市町村で提供されるサービス

なので、独自性が強いからです。

 

例えば、訪問系サービスでは、

コールがあったら来てもらえる24時間体制の緊急対応や、訪問回数や時間、

訪問間隔の時間制限がないなど、サービスを利用される高齢者の方に合わせて柔軟な

対応をしています。

 

介護保険サービスはどうすれば利用できるのか?

介護保険サービスの要点を理解できましたか?

ここまでで、どのようなサービスなのかイメージできるようになったと思います。

では、ここからは実際に高齢者の方が介護保険サービスを利用するために必要な手順を

説明します。

申請書と被保険者証を提出します

各市町村の役所で、申請書を配布・受付しています。申請には、介護保険被保険者証

が必要です。

主治医意見書を医療機関に持って行きます

各市町村によりますが、主治医意見書は、主治医が記入した後、医療機関から介護保険課

あてに郵送される場合や、ご本人やご家族が医療機関に受け取りに行く場合があります。

訪問調査を受けます

ご自宅や入院・入所している病院や施設等へ訪問調査員が直接訪問し、心身の状態を調査

してくれます。

 

訪問予定日などは、訪問調査員が事前にお電話で連絡・調整してくれます。

正確な聞き取りが必要なため、調査当日には、できる限り、高齢者の方の日常の様子を

よくご存知の方(ご家族等)の立会いを求められます。

介護認定審査会での判定

コンピュータによる一次判定の結果と主治医意見書などをもとに、介護認定審査会にて、

保健・医療・福祉の専門家が介護の手間を総合的に判断し、二次判定(最終判定)を

行います。

認定結果が通知されます

認定結果の通知書と、新しい介護保険被保険者証が送付されます。

相談しましょう

  • 要介護1~5と認定された方の場合

在宅サービスを希望の方は「居宅介護支援事業所」施設入所等を希望の方は「各施設」

へ相談します。

  • 要支援1、2と認定された方の場合

初めてサービスを利用される方は担当地区の「地域包括支援センター」へ相談します。

ケアプランを作成してもらい、サービスを利用します

ケアマネージャーが在籍している「居宅介護支援事業所」や「地域包括支援センター」へ

ケアプランの作成を依頼します。

初心者でもすぐわかる。介護保険サービスとは?まとめ

お疲れ様でした。初心者でも分かりやすい介護保険サービスの説明でした。

実は、介護保険サービスは膨大な量の知識が必要になります。

 

より詳しく、介護保険や介護保険サービスについて知りたい方は、

書籍やサイトを参考にしながら、多面的に学ばれることをおススメします。

 

しかし、この情報などを全く知らない高齢者の方やご家族の方がいらっしゃいます。

迷ってらっしゃいます。困ってらっしゃいます。

貴方が、助けてあげるのです。より良い選択をしてもらうのです。

 

専門性の高い知識を身につけることで、高齢者の方やご家族の方に信頼されます。

信頼関係を構築していきましょう。知識はツールです。どんどん使いましょう!!